9/24~9/26までの3日間、福島県で開催された、全国青年ジャンボリー(JB)に参加してきました。
全国の民医連事業所から約700人の青年職員が集まり、交流を深めると共に、
3.11東日本大震災の当時の状況から原発問題について学びました。
3日間の交流・学習では、フィールドワークで8コースに別れて、被災地を訪れました。
地元の方々に、当時の被害状況や原発問題、これまで取り組んできたこと等、多くをお話頂きました。
私は、飯館村・福島の想いコースに参加しました。
今回の訪問で、地元の方からは6年半経った現在の思いについて、
「震災で当たり前の日常が変わった。原発事故で家族も知人もバラバラになった。
今も帰ってこない、来れない人はたくさんいる。」
「風評被害や放射能を気にして福島の食べ物は安全とアピールしているが、
食べたくないのもを無理に食べてもらうことはない。怖くて当たり前。
ただ、食べなくても良いから、一度福島の地へ訪れて話を聞いてほしい。
福島の現状を知ってもらえたらそれだけで良い」
「震災前に戻って欲しいとは思わない。
なぜなら震災が無ければ、原発は安全と思い込んでいたから。
これからは原発に頼らない取り組みが必要。みんなで闘っていく」
「施設や病院が残るのは、いつか現地の方が帰ってきたときに必要な場所になるから。
そして残った住民の支えになる。だからこの地を離れるわけに行かない」
と切実に訴えられていました。
今もなお、放射能の危険に晒されながらも、どうすれば普段の変わりない日常が戻ってくるか、
住民の方々は日々、考え、行動されていました。
テレビや新聞では、震災当初こそ映像を流し、被害の深刻さや原発問題の重大さを報道していましたが、
震災から6年半経った今、その報道の数は減り、最近では「原発は安全なものになった」「復旧は進んでいる」等、
安全性や復興を評価する内容が目立っているようにも感じます。
今回3日間、現地を訪れることで、これまで知らなかった真実や取り組み、
現地の方の思いを知ることが出来ました。
本当に貴重な体験をさせていただきました。
学びのほかにも、福島の地観光巡りや、美味しいご飯も食べ、
夜遅くまで語り合い、3日間楽しく過ごすことが出来ました!
今回学んだこと、聞いたことを多くの方に知ってもらえるよう、
様々な活動を通じてこれからも発信していきたいと思います。
よりそい支援連携室(Y)