前半は、研修医の小林 正人医師を講師に
「認知症について知っておきたいこと」をテーマにした学習会を企画。
「あれ、最近おかしいな」というご本人の気づきや、
ご家族が日常の中での小さな変化を見過ごさないことが、早期の診断や治療に結びつくこと。
そのことが進行をゆるやかにしたり、今後の生活を考えてご本人やご家族が準備を整えていけること。
などをコンパクトにお話し頂きました。
参加者のみなさんは熱心にメモをとりながら
「なぜ、痴呆から、認知症に名前が変わったのですか?」
「ここに来られているから、心配ないのですね」
「最近、物忘れが気になっていた。話を聞けて良かった」などの感想や質問を出されていました。
後半の運動会では、男性は白い鉢巻、女性は赤い鉢巻を、それぞれ自由に、
頭に巻いたり首に可愛らしく巻きつけたりして準備万端。
種目は、玉入れ、物送りリレーです。
ご夫婦一緒での参加の方も多いので、男性対女性の対抗戦にして、職員も一緒に混ざって対戦しました。
大声で笑い転げる場面もあり、楽しく笑顔がいっぱいの時間になりました。
Aさんは、いつも困った表情で、帰宅願望も強い方です。
今回初めての参加でした。
最初は、職員の声掛けにもそっけない返事をされていましたが、
ミニ運動会がはじまると、「きちんと教えてよ」と声をかけて下さり、とても積極的に種目に取り組まれていました。
カフェが終わる頃にはとても和らいだ表情をされていたのが印象的でした。
毎回ご参加頂くBさんご夫婦。
奥さんは付き添いで参加されています。
普段、買い物以外はほとんど外出することがなく、カフェに来るのをとても楽しみにされていると。
カフェの日は、ご主人と少しだけ距離を置いた席に座り、他の参加者とおしゃべりすることも楽しみの一つです。
笑って、話して、体も動かして、少しお勉強もして…。
次回は、11/22(木)14:00~です。
ご参加ご希望の方は外来看護師まで。ご参加お待ちしています。
認知症Café プロジェクトチーム会