綾部市介護支援専門員協議会 実践発表会に参加してきました。
この会は、
『高齢となっても可能な限り住み慣れた地域で、ご本人らしい暮らしを続けられるよう、
各々の役割の中で尽力しているが、在宅療養の支援、看取りにおける支援、医療と介護の
連携における支援などを通してお互いの【強み】や【特色】を共有し合う時間を作り、
地域包括支援ネットワークの輪を広げる』ことを目的として開催されました。
発表前は少し緊張していましたが、
顔見知りのケアマネジャーさんとお話をしているうちに落ち着いてきました。
実践発表は全部で9演題。
在宅や入院生活を支える各所のスタッフが日々尽力されているお話ばかりで、
とても実のある3時間でした。
私の出番は7番目。
当院で関わった在宅復帰支援3ケースと、終末期の意思決定支援3ケースを通して、
日頃「民医連」で取り組んでいる『気になる患者さん訪問』の事などを
織り交ぜながら紹介させて頂きました。
また、この会の趣旨にも挙げられている『看取り』についても、
ソーシャルワーカーの視点でお話させて頂きました。
日頃から自分の最期について、
家族や周囲の方にお話しできる環境づくりが進むといいなと思います。
そのために病院として終末期の正しい知識を発信することや、
その時代に可能な最善の治療を追求していくことが、私たちの使命であると思います。
終わりに「『葛藤なくしてソーシャルワーカーにあらず』という言葉があるように、
これで良かったのか、自問自答を繰り返しています。」と発表を締め括りました。
社会資源や人材が不足している中で、
真摯に患者さんや利用者さんに向き合っておられることがよくわかりました。
良い機会を与えてもらえてよかったと思っています。
よりそい支援連携室(A)
余談ですが…
この日の会場は、綾部駅北側に新しくできた『ものづくり交流館(北部産業創造センター)』。
つい最近まで工事が行われていた新築ピカピカの建物です。
そう言えば、新築特有のあの匂いがしませんでした。
ホルムアルデヒド対策(ホームアルデヒドだと思っていた…。)のおかげでしょうか?