今年度はコロナ禍の影響で3密を避けるため、ZOOMを用いたオンラインでの開催となりました。
約35名の職員が参加する中、病院、診療所、訪問看護ステーションから計7演題の発表がされました。
①ストレングスモデルを活用した訪問看護
~書くことで妄想が広がる精神疾患1例の考察~
②看看連携の課題
~診療所と訪問看護のアンケート結果から考える~
③高血圧症患者の疾患に関する意識調査
~A診療所に通院中の患者の傾向と今後の課題~
④2型糖尿病患者が、地域でその人らしく生活するための支援をアウトリーチから考える ⑤認知機能が低下した患者にピクトグラムを活用した転倒予防
~回復期リハビリテーション病棟において効果的な活用法を考える~
⑥転倒リスクのある患者の環境シートを利用した転倒予防対策
~看護師の転倒予防への意識変容を目指して~
⑦かかりつけ病院において重症心身障害児(者)を守る取り組み
~地域連携・外来における情報収集について~
どの演題も興味深く、質疑応答では、活発な意見交換が行われ、活動への熱意が伝わってきました。また、看護研究の意義と更なる改善点から、他部署より全報告に詳細な講評を頂きました。参加者も、他部署での研究や活動を知り、日々の看護・介護ケアに役立つヒントをもらえたのではないでしょうか。もちろん発表者は、科学的根拠に基づいた看護実践を行うため、臨床においての看護研究能力やプレゼンテーション能力を高める一助となりました。
初めてのオンライン発表会で、音響や画面共有に多少のトラブルはありましたが、
患者さん、利用者さんのために、何ができるのだろうかと研究者の思いがたくさん詰まった内容に、専門職としての誇りを感じた発表会でした。
取り組んだ結果は、更に今後へとつなげていきたいと思います。
北部地域看護学会委員会O