ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、9条改正を声高に叫ぶ政治家や、国民のあいだに憲法改正が必要ではないか?という声が出てきています。しかし「本当に憲法を変える必要があるの?」「抑止力で安心安全は守れるの?」そんな疑問も湧いてきます。
6月22日(水)夕方から、京都第一法律事務所の福山和人弁護士を講師に学習会を開催しました。
武力や核の抑止力によって打撃力持っても他国はそれ以上の攻撃力を高めるため紛争の解決にはつながらない事実、9条があるからこそ戦地に赴かず守られてきた命があること、軍事力拡充よりしっかりとした外交と国民の生活のを守る努力を、といった内容を根拠を示しながらお話いただきました。
参加者はモヤモヤしていた気持ちが晴れ、後のグループワークでは「憲法を守るために何かできる?」など活発な意見も出されていました。命と向き合う医療機関で働く者として、多くの方に今も色褪せることのない日本国憲法の素晴らしさを伝えていきたいと思います。