コロナワクチンについて
いよいよ綾部でもコロナワクチンの接種が始まります。
綾部市から接種券が届き、主治医からワクチン接種の可否について問う欄があり、本院への問い合わせが増えています。最終的にはみなさんご自身で判断して頂く必要がありますが、私たちはコロナワクチン接種について以下のように考えています。
- 現時点ではワクチンの予防効果は高く(94%発症を抑制できる)、重篤な副反応を生じる可能性はごくわずかです。一方でコロナにかかると命に関わる場合があり重篤な後遺症を残すことがあります。また周囲へ感染を広げる可能性もあります。こうしたことを考えると、できるだけワクチンを受けた方がいいと考えます。
- 重篤な副反応は、血圧が下がったり呼吸が止まったりするアナフィラキシーと言われる状態です。これは4月23日の厚生労働省の報告では、100万回あたり46件と極めて少なく、ほぼすべての方が適切な治療で回復しています。アナフィラキシーが生じやすいのは、以前に食物や医薬品などでアナフィラキシーが生じた方などです。こうした方については、個別に主治医と相談をしてください。
- 万一副反応による健康被害が生じた場合は、国による救済制度があります。
その他、不明な点については、以下のインターネットのサイトを参考にしてみてください。
現在、当院では外来及び入院患者さんを対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種は実施しておりません。
なお、お住まいの市区町村が実施する集団・個別接種等の接種方式に関しては、各市町村にご確認ください。
2021/5/17 京都協立病院