今年度初めての消防訓練を7月6日に実施しました。
病院では年に2回以上の消火訓練及び避難訓練が義務付けられています。
今回も、消防署職員の方にお越し頂いて、煙体験の後「図上訓練」を行いました。
「図上訓練」
聞きなれませんが、病棟の見取り図上で、火事が起きた際の避難経路や避難誘導、
関係機関への連絡等をシュミレーションする訓練です。
初めての訓練方法に、最初は戸惑っていた職員も
「どうする?こんな時」「ここに消火栓あった?」など、
消防署の方のアドバイスも受けながら、避難のシュミレーションを
行うことができました。
病棟におられる患者さんは、歩ける方、寝たきりの方、
車椅子で動ける方、補助が必要な方と一人ひとり状態が違います。
無事に安全な場所へ避難していただくのは、昼間の時間帯でも
なかなか容易ではありません。
それが、夜の時間帯ともなれば…。
今回の「図上訓練」で出された「こんな時どうする?」の気づきを
手順書に生かした万が一への備えの大切さを痛感すると同時に、
何より火事を出さないよう、日々の確認と防火にしっかり取り組んでいく
ことが、たくさんの命をお預かりしている病院の使命でもあると強く感じ
る時間になりました。
事務局 泉