スタッフブログ

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各部門より

2017.11.14

初めての横浜…

先日、横浜ランドマークタワーで開催された、

全日本民医連・検査部門交流会に参加しました。

 


 

初めての横浜。

「どんな都会なんだろう…」とドキドキしながら行ってみると、

総勢137名の全国の民医連事業所の検査技師が集まる、大規模な交流会でした。

 

2日間にわたる大きな交流会で、

講演の内容も盛りだくさんだったのですが、

その中で一番印象に残ったことを報告したいと思います。

 

記念講演「地域包括ケアとは何か~日常診療から考える連携とは~」で

汐田総合病院ケアセンター長の松尾ゆかり先生がお話されていた、

「スルーすることで感度が鈍る」という言葉がとても印象に残りました。

 

私も生理検査で患者さんとお話しする機会が多くあります。

そこで、「この患者さんいつもはよくお話されるのに、今日はあまり話されないな」

「前より足がむくんでいるような…」

「服が汚れてる…。お風呂に入れていないんやろうか」など色んな事に気がつきます。

 

そんな些細な事で…と思わず、患者さんの変化を周りのスタッフに発信し、

連携をとる姿勢が大切なんだ、と考えさせられる講演でした。

 


 

他にも、熊本地震で被災した病院の検査室の報告や、

辺野古の米軍基地の現状、福島の現状報告など民医連らしい報告がありました。

 


 

夜の懇親会では、横浜港を一周するディナークルーズ船に乗って、

食事を楽しみながら交流を深めました。

(台風22号の雨の影響で夜景がよく見えなかったのが残念!)

 


 

神奈川民医連 検査部門のみなさんが企画された、クイズ大会も大盛り上がりでした。

 

 


 

地域包括ケア、在宅医療、災害支援などの様々なシーンで、

「私が検査技師として出来ることはなんだろう?」と考えることができ、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。

 

 

 

 

 

検査課 N

2017.11.06

6年半たった福島で…

9/24~9/26までの3日間、福島県で開催された、全国青年ジャンボリー(JB)に参加してきました。

 


 

全国の民医連事業所から約700人の青年職員が集まり、交流を深めると共に、

3.11東日本大震災の当時の状況から原発問題について学びました。

 

 3日間の交流・学習では、フィールドワークで8コースに別れて、被災地を訪れました。

地元の方々に、当時の被害状況や原発問題、これまで取り組んできたこと等、多くをお話頂きました。

 

私は、飯館村・福島の想いコースに参加しました。

 


 

 今回の訪問で、地元の方からは6年半経った現在の思いについて、

「震災で当たり前の日常が変わった。原発事故で家族も知人もバラバラになった。

今も帰ってこない、来れない人はたくさんいる。」 

 

「風評被害や放射能を気にして福島の食べ物は安全とアピールしているが、

食べたくないのもを無理に食べてもらうことはない。怖くて当たり前。

ただ、食べなくても良いから、一度福島の地へ訪れて話を聞いてほしい。

福島の現状を知ってもらえたらそれだけで良い」

 

 「震災前に戻って欲しいとは思わない。

なぜなら震災が無ければ、原発は安全と思い込んでいたから。

これからは原発に頼らない取り組みが必要。みんなで闘っていく」

 


 

「施設や病院が残るのは、いつか現地の方が帰ってきたときに必要な場所になるから。

そして残った住民の支えになる。だからこの地を離れるわけに行かない」

と切実に訴えられていました。

 

今もなお、放射能の危険に晒されながらも、どうすれば普段の変わりない日常が戻ってくるか、

住民の方々は日々、考え、行動されていました。

 テレビや新聞では、震災当初こそ映像を流し、被害の深刻さや原発問題の重大さを報道していましたが、

震災から6年半経った今、その報道の数は減り、最近では「原発は安全なものになった」「復旧は進んでいる」等、

安全性や復興を評価する内容が目立っているようにも感じます。

 


 

今回3日間、現地を訪れることで、これまで知らなかった真実や取り組み、

現地の方の思いを知ることが出来ました。

本当に貴重な体験をさせていただきました。

 

 学びのほかにも、福島の地観光巡りや、美味しいご飯も食べ、

夜遅くまで語り合い、3日間楽しく過ごすことが出来ました!

 

今回学んだこと、聞いたことを多くの方に知ってもらえるよう、

様々な活動を通じてこれからも発信していきたいと思います。

 

よりそい支援連携室(Y)

2017.11.06

協立農園でお芋掘り

芋掘りレクリエーション

 

 10月25日に、協立病院の花壇で育てていたサツマイモの収穫を行いました。

 

花壇の水はけが良すぎたため、上手に育っているかどうか心配でしたが、

合計1.3㎏ほどのサツマイモを収穫することができました!

 

 

患者様と一緒に「実りの秋」を

実感できるレクリエーションとなりました。

 

次回は、このサツマイモを使ったスイーツを作ろうと計画中です!

 

リハビリテーション課OT

2017.10.13

初期研修お疲れ様でした その3

927日に多職種参加型「研修医 症例検討会」を開催しました。

今回は、初期研修医の医師が

「痛風発作?により歩行困難となった一例」で発表されました。

 


 

医師は、早期に信用できる情報取得の大切さ、

多様な疾患を考慮した精査の必要性、多職種連携の重要性と、

リハビリに限らず食事の様子など、患者さんの傍に行ってその様子を実際に見ることが

とても大切だと感じることができた症例だったと報告がされました。

 


 

最後に「退院まで主治医として関われないが、僕たちの価値観に合わせず、

ご本人の価値観にあった退院支援がされることを願っています」と締め括られました。

 

指導医からは「なんで?をいつも持っていて欲しい。医師はStoryを作るのが大切で、

職種が違うと視点も違う。そこにヒントがあって、それをまとめるのが医師の役割」とアドバイスがありました。

 


 

検討会の最後には、一か月間の努力をたたえて、

院長より臨床研修修了証が手渡されました。

N先生 お疲れさまでした。

 

事務局 吉田

 

2017.10.11

「ほとんど何も見えていない」自分に気づくこと…

先月、福知山再生可能エネルギー市民研究会(FSK)総会がありました。

その後の学習会での講師依頼を受け、

「医療現場から見た原発事故」というテーマでお話しさせて頂きました。

 

人前でまとまったお話をするのは初めてで、

福島の現状を見たわけでもなく、診療放射線技師とはいえ、

放射性同位元素や原発については、普通の人に毛が生えた程度の知識しかありません。

 

 

この日は、総会から参加させていただいたのですが、

「脱原発・原発ゼロ」をめざして、再生可能エネルギーの普及に取り組んで、

実際に行動されている方々の報告を聞き、大変感銘を受けました。

 


 

私は、この依頼を受けてから約1ヶ月半、

数冊の書籍とインターネットで関連する事項を参照しながら学習した付け焼刃ですが、

講演を始めると一生懸命にメモを取っていただき冷や汗がでました。

 


 

多少時間オーバーしましたが、なんとか話し終えることができました。

拙いお話しに耳を傾けて頂いて、ありがとうございました。

 

今回、原発をテーマに学習することで、

普段何気なく過ごしていると「ほとんど何も見えていない」ことに気付きました。

みなさんも是非身の回りの気になることをちょっと深く調べてみてください。

学習することで新しい世界が観えてくるかもしれません。

 

放射線科 上山

 

 

福知山再生可能エネルギー市民研究会(FSK)って?

 

脱原発・原発ゼロを目標に学習会などを企画したり、

再生可能エネルギーの促進・普及を目指す活動をされています。


 

ソーラーシェアリング(農業と太陽光発電の両立)は、

石原の畑で取り組んでおられます。

興味のある方は、事務局の山本さんまで連絡してみて下さい。(電話 0773(27)4877)

 

 

毎日のニュースでは、福島での現状や原発事故のことは報道されなくなってしまいました。

今でも、80000人の方が故郷に帰れないというのに、

自治体の避難計画には私たちの避難経路も確保されない中で、

ひたすら、原発再稼働に突っ走る、国のありようには怒りを感じずにはいられません。

今回の学習会は、原発開発の歴史、福島第一原発で何が起こったのかを

改めて学び直しながら「ほとんど何も見えていない自分」に気付く時間にもなりました。

 

よりそい支援連携室(ひだまりの柚子の木)

 

2017.10.07

秋の味覚 あれこれ

職員用食堂の手洗い場は

ただ今 秋の美味しいもの満載です。

香りにつられてか、動物達も集まってきましたよ。

 


 

象に サイに カバに 犬に…

折り紙名人 I 医師の作品です(拍手)

 

よりそい支援連携室(ひだまりの柚子の木)

2017.10.04

「医療懇談会」を開きませんか?

健康友の会では、各地域の公民館などをお借りして「医療懇談会」を開催しています。

当日は、医師や看護師など病院・診療所のスタッフがお伺いし、

医療や介護のお話、健康相談などを行っています。

 

9月13日には、綾部旧町西地域(あやべ協立診療所ホール)に、

協立病院リハビリ職員がお邪魔して「家庭でできるリハビリ体操」のテーマで、

ワイワイ・ガヤガヤと楽しく体を動かしました。

 


 

9月15日には綾中町公会堂で「認知症について」看護師がお話させて頂いた後、

リハビリ職員の指導で座ったままでもできる体操と、懇談の前には骨密度測定を行いました。

 


 

 

「こんなこと聞いてみたいな」

「体を動かしてみたいな」

などなど「医療懇談会やってみよか?」の時は、

ぜひ友の会事務局へご連絡下さい。

 

綾部健康友の会 事務局

 

 

2017.09.25

新しくなりました!「嚥下パンフ」

2010年に作成した「嚥下パンフレット」を、1年がかりで作り直しました。

 

 

 

誰にでもわかりやすい内容作りをコンセプトに、

「食べること・飲み込むことが難しくなってきた方へ」と表紙を変更し、

誤嚥って何?

食事の姿勢はどうすればいいの?

など、食事に関する内容とイラストを多く取り入れて作成しました。     

 

実際に病院で召し上がって頂いている食事の写真や、とろみ剤を使用した「とろみ濃度表」も載せています。

この「とろみ濃度表」は、全国共通のものなので、他の病院に入院された時にも、

「以前はこのとろみでした」と示して頂けると思います。

 

新しいパンフレットは、外来、3階、4階に置いていますので、ぜひ手に取ってご覧下さい。

 

摂食嚥下チーム会

2017.09.20

祝い膳…敬老の日

9月18日は敬老の日。

地域でもあちこちで、お祝いの会が催されていましたね。

 

もちろん協立病院も「祝い膳」。

お赤飯と小豆粥を召し上がって頂きました。

鮭の塩麹漬けと冬瓜のスープ煮も添えました。

 


 

 

 

 


 

 

 

 

 


 

鮭の形態は普通食、きざみ食、ミキサー食の3種類。

 

きざみ食は、パサパサしないようにしっとりと仕上げています。

冬瓜の皮は固くて、厚くて皮むきが大変ですが、

中は柔らかくて鶏がらスープでコトコト炊くと美味しく頂けますね。

 

戦時中は、食べる物にも事欠く大変な毎日だったみなさん。

戦後は、高度経済成長を働き手として支えて頂いたみなさん。

本当に、ありがとうございます。

 

これからも、味付けはもちろん目にも美味しい献立を、

知恵を出し合って力を合わせて考えていきたいと思います。

 

栄養課

2017.09.09

ご協力下さい 「いのちを守る」署名

「どうなる、私たちの暮らし」という学習会に参加してきました。

 

 

主催は「社会保障をすすめる綾部市民連絡会」。

この地域の医療・福祉の充実を、みんなで作り上げていこうと先日立ち上げされた会です。

講師は、京都社会保障推進協議会 事務局次長の園部建史氏で、安倍政権による社会保障改悪の実情と、

全府下で取り組まれている「いのちを守る署名」の意義と到達についてお話しいただきました。

地域の方々はもちろん、現場の職員の方も多数参加されていて、医療・介護のこれからと

今私たちに何が出来るのか、みなさんの思いを深めることができました。

 

 

 

 講演後のフロアー発言では、社会福祉士として日々の業務に関わる中で、

感じていることを事例も踏まえて発言させて頂きました。

「リハビリをして少しでも元の生活に戻りたい」

「リハビリを頑張って自宅でまた家族と暮らしたい」

と入院された患者さんが、この間の医療制度改悪で、希望していた在宅生活が送れずに

ご家族との生活バランスが崩れたり、やむなく在宅生活を諦められるということもあります。

私たち現場のスタッフも、患者さんやご家族の想いを聴いて、少しでも元の生活や

次のステージへ移れるよう支援をしていますが、限られた資源や制度の中では限界も感じています。

 


 

 

今回この学習会に参加して、改めて「社会保障制度は誰のためのものなのか?」

「私たちの暮らしを守るために何が必要なのか?」を考える良い機会となりました。

 

「いのちを守る署名」

みなさんもぜひご協力下さい。

一人ひとりの疑問や暮らしの声が社会を動かすと信じています。

 

よりそい支援連携室(Y)

 

「いのちの署名」とは…

 

医療負担増ストップを中止するよう国に求めること

高すぎる国保料を引き下げること

介護保険料と利用料に負担軽減制度の拡充

老人医療助成制度(マル老)を、1割負担に戻し74歳まで拡充すること

 

などを、京都府に求める署名で、民医連の各事業所で取り組んでいます。

署名用紙はこのピンク色が目印です。

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