京都民医連の高校生を対象にした夏の医療現場体験。
当院でも、医師・看護師・薬剤師のそれぞれの体験に、近隣の高校から
多数の生徒さんにご参加頂きました。
ありがとうございました。
それぞれの体験会での様子をご紹介します。
《一日医師体験》
7日間にわたって13名の高校生が参加されました。
今年はみなさん1年生で「医学部を絶対受験したい」という方や、
看護師など医療系への進学を考えておられる方など、申し込みの動機は
様々でした。
体験では、医師と一緒に外来診察に入ってもらったり、入院患者さんに
聴診器をあてて心臓や肺の音を聞いてもらったり、また、往診にも同行
してもらい、患者さんのご自宅での在宅診療の様子を体験してもらいました。
一日が終わって、高校生のみなさんからは
「実際に患者さんに触れて緊張しました」
「聴診器で聞いた心音が印象にのこりました」
「外来・入院・往診など医療にも色々な形があることがわかりました」
など、フレッシュな感想が聞かれました。
《一日ナース体験》
3日間で25名の参加がありました。
血圧測定や、トロミをつけたお茶の試飲、痰吸引の見学、
訪問看護への同行…などなど、
生徒さん達が想像していた以上にいろんな体験をされました。
参加された生徒さん達の一句。
・ナース服 着てみて 気持ちは看護師さん
・体験し やっぱりなりたい 看護職
・イメージと 違って和やか この病院
「体験会で感じたことを川柳にしてみよう」から
《薬剤師体験》
高校3年生の2名が参加されました。
さすがに3年生。志望校も決まって、受験勉強に励む中でのエントリーです。
薬棚の前で、薬局長から「好きなお薬を手にとってもらっていいよ」と言われたものの、
緊張でなかなか手が伸びないスタートでしたが、分包機に指示を飛ばしたり、
軟膏を詰めたり、自分の名前と用法を入力した後、お菓子のラムネを使って
オリジナル薬(?)を作ったり、病院前の保険薬局の見学に行ったりと、
中身の濃い半日となりました。
「薬剤師」という仕事は、医師や看護師のようにTVドラマにもないので、
なかなかイメージがわかない職種のようです。
感想文にも「お薬を調剤するだけの仕事かなと思ったけど、
患者さんとのコミュニケーション力が必要なんだと驚きました」とありました。
参加頂いた高校生のみなさん。暑い夏の一日、お疲れ様でした。
京都民医連では、みなさんの「医師・看護師・薬剤師になりたい」の
学びをサポートする奨学金制度も充実しています。
関心のある生徒さんは、当院までぜひお問い合わせ下さい。
今回の体験をスタートラインに、夢の実現に向かってダッシュして下さいね。
応援しています。
京都民医連 医学対・看学生委員会・薬学生委員会 一同