綾部市保健福祉センターでの
「脳外傷・高次脳機能障害リハビリテーション講習会」
115人の参加で大盛況。
私も「高次脳機能障害とは?」という講演で前座を務めたが、
大学院生の我が子が、交通事故で高次脳機能障害・身体障害となった
小児科医 納谷医師の講演が圧巻だった。
堺脳損傷協会を立ち上げ、当事者・家族の交流、行政への働きかけ、
我が子を入所させるグループホームまで、他法人に運営させるパワフルさに圧倒された。
http://www.nayaclinic.com/bias/
中丹高次脳機能障害者と家族の会「さくら」のグループ訓練で、
当事者が変わっていく様子や、私が以前勤めていた京都市内の病院に
リハビリ目的で入院していた、当時高校生(遷延性意識障害、胃瘻、四肢麻痺)が、
数年間の作業所生活や病院の外来リハビリで、
しっかりと自分の言葉で現状報告し、
「これからの目標は歩行と自立した生活」と述べた時には、
ちょっとウルッとした。
本人と親の許可を得て、記念写真とFacebookへアップ。
メッセージにも書いたが、高次脳機能障害の改善は年単位。
患者・家族同士の交流は極めて有効。
あらためて医療の現場でやるべきことをやり、
福祉関係者や行政との連携を深めようと決意した。
同時に、特に医療保険のリハビリについては、
制度変更の度に期間などの制限が厳しくなっており、
今後さらに規制される可能性がある。
必要なリハビリが制限されるようなことがあってはならない。
こちらもきっちり行政へ働きかけていこう。
院長 門 祐輔
(門医師の許可を得てFacebookより転載しています)